メタルスキャンガイド
以下の手順に従ってスキャンを行います。
1. スキャナーをキャリブレーションします。
2. スキャン領域に影響を与える可能性のある明るい外部光源(歯科用ライト)がある場合は、ライトの角度を変更するか、一時的に消灯してください。強い外部光がメタル表面で反射すると、スキャンの妨げになるためです。
(ただし、診療室全体の照明を消す必要はありません。)
3. 「メタルスキャン」 機能がオンになっていることを確認します。
(設定 > スキャニング性能 > メタルスキャン)
メタルスキャン機能を使用すると、メタルクラウン、スキャンボディ、アバットメントキャップなどの金属部位や、出血している部位のデータを取得しやすくなります。この機能は初期設定ではオフになっているため、設定で手動で有効にする必要があります。
クラウンなどの金属補綴物がスキャン領域の一定割合以上を占める場合、金属のスキャンに最適化されたパラメーターが自動的に適用されます。金属が含まれていない症例では、このオプションを有効にしたままスキャンしても影響はありません。
この機能を有効にすると、その下にPrecisionからCoverageまでの3段階調整スライダーが表示されます。初期位置は中央です。まずスライダーを中央にした状態でスキャンし、取得されたデータの状態に応じて調整してください。
- 金属部位を問題なく取得でき、ノイズも多くない場合 → スライダーを中央のままにします
ノイズの低減と金属データの取得のバランスを取る初期設定です。個別に調整する必要はありません。 - 金属部位の周囲に不要なノイズが多く発生する場合 → Precision側に調整します
データをより厳密にフィルタリングして、ノイズを低減します。ただし、金属部位から取得されるデータも相対的に少なくなる場合があります。欠損部分が残っている場合は、複数の角度から追加でスキャンしてください。 - 金属部位に欠損部分が残る、またはデータの欠落が続く場合 → Coverage側に調整します
より広範囲のデータを取り込むことで、金属部位のデータを取得しやすくします。ただし、一部のノイズが含まれる場合があるため、取得したデータに不要なノイズがないか確認してください。
ℹ️ 参考
スライダーでは、スキャン中のデータに適用されるフィルタリングの強度を調整します。Precisionが必ずしも最終精度の向上を意味するわけではありません。同じ領域を十分にスキャンしてデータ処理を完了した場合、PrecisionとCoverageの最終精度は同じです。
メタルスキャン機能を使用すると、金属部位や出血している部位をスキャンする際に、フレームレートが一時的に低下する場合があります。これは、該当部位のデータをより多く取得するための動作です。非金属部位は通常どおりスキャンされます。
矯正用ブラケットは金属として認識されるため、スキャン中にフレームレートが低下する場合があります。ブラケットの詳細な形状を取得する必要がない場合は、「メタルスキャン」機能をオフにすることで、よりスムーズにスキャンできます。
設定 | 出血 | 出血+メタル1 | 出血+メタル2 |
OFF | |||
ON |
4. アクティブノイズフィルタリング(ベータ) 機能がオンになっていることを確認します。
(設定 > スキャニング性能 > アクティブノイズフィルタリング(ベータ))
スキャン中、メタル領域および空間上に表示されたノイズを除去します。スキャン中に除去されなかったノイズは、スキャン停止後に除去されます。
5. スキャン前に、メタル表面の水分や唾液を完全に乾燥させます。
6. 「データ表示モード」 で 「信頼性マップ」 を選択します。
「信頼度マップ」を使用しながらスキャンし、取得したスキャンデータの信頼性をリアルタイムで確認します。十分なデータが取得されたことを確認するため、該当部位をさまざまな角度から約2~3秒間スキャンします。スキャナーチップとスキャン対象との距離を近づけてスキャンしてください。
ℹ️ 参考
ゴールドクラウンやアマルガムなどの金属表面に対して垂直に光を当てると、光がスキャナーのミラーやセンサーに直接反射し、スキャンを妨げる場合があります。まず周囲の歯または支台歯の部位をスキャンしてください。その後、金属部位ではスキャナーを一定の速度でゆっくりと左右に傾けながらデータを取得します。
7. 金属部位のデータが依然として不十分な場合は、「最適化」ボタンをクリックして取得済みのスキャンデータを整列させた後、該当部位を追加でスキャンします。
セラミックスキャンガイド
セラミックをスキャンする場合は、上記のメタルスキャンガイドと同じ順序で進めます。ただし、「メタルスキャン」機能はセラミックのスキャンには適用されないため、手順3のメタルスキャン設定は省略します。
手順1と2を完了した後、手順4の「アクティブノイズフィルタリング(beta)」設定から、残りの手順を順番に進めてください。
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