1. Question
- 正確な咬合を撮るための方法は何ですか?
1.1. Answer
- 咬合スキャン前に、上顎と下顎のデータから不要な部分を削除します。
- 患者が正しく座った姿勢で、正しい中心咬合(Centric Occlusion)データを取得します。
- ローリング法を使用して咬合スキャンを開始します。上顎と下顎からそれぞれ3〜4本の歯をスキャンするまで、先端を上下に回転させます。
- 患者の臼歯部の歯が喪失した場合、犬歯付近から上下約6個の歯をスキャンします。
- 咬合のスキャン後、最適化(Optimize)をクリックすると、最終結果に近いデータを確認することができます。
2. Question
- Medit Scan for Clinics上咬合データとMedit Linkで咬合データが異なるのはなぜですか?
2.1. Answer
(A) 自動または手動アライメント直後の咬合データは顎の初期のアライメントの位置を把握してくれるレベルのデータで、 咬合関係を確認したい場合は、最適化(Optimize)または咬合分析(Occlusion Analysis)を必ず行ってください。
⚠︎ 自動または手動アライメント直後の咬合データから咬合関係を確認しないように注意してください。
(B) 最適化(Optimize)と咬合分析(Occlusion Analysis)は、初期のアライメントのデータに対して再度アライメントを実行し、最終結果に近いデータを迅速に作成します。
(C) その反面、完了(Complete)段階は、データの再アライメントとマージを含む様々な追加処理を実行し、最終結果物を作成します。
3. Question
- 最適化を繰り返すと、精度が向上しますか?
3.1. Answer
- 最適化(Optimize)は、スキャンデータを再度アライメントする過程で、既に最適化を実行し、アライメントしたデータは、最適化を繰り返しても、精度が変わりません。
4. Question
- 咬合を十分にスキャンしたにもかかわらず、スキャンデータが自動的にアライメントされていない場合(スキャン領域が緑色に変化しない)はどうすればいいですか?
4.1. Answer
- 十分なデータを撮っても、患者の口腔環境や術者のスキャン方式に基づいて自動的にアライメントされないこともあります。この場合、咬頭や形状が明確な領域をアライメント基準点とし、手動アライメントを行ってください。
5. Question
- 咬合アライメントの際、自動アライメントと手動アライメントの精度の違いはありますか?
5.1. Answer
- 自動アライメントと手動アライメントは、初期のアライメントを行う方法で、初期のアライメントの完了後の精度の違いはありません。
- 手動アライメントは、初期のアライメントが自動的に実行されない場合や、自動アライメントの結果に問題がある場合に使用します。
- 手動または自動アライメントの結果である最初のアライメントのデータは、最適化(Optimize)を経て、最終結果と近いアライメント精度を持つようになりますので、Medit Scan for Clinicsで咬合点を事前に確認したい場合は、最適化(Optimize)を実行するようにしてください。
⚠︎ 自動または手動アライメント直後の咬合データから咬合関係を確認しないように注意してください。
6. Question
- 1点手動アライメントと、3点アライメントの違いは何ですか?
6.1. Answer
- アライメント点の役割は、アライメントの実行のための基準点で、アライメント点の数に関係なく、初期アライメントが正しく完了すれば精度の違いはありません。
- スキャンデータの形状的特異点が不足して、1点アライメントで初期アライメントの完了ができない場合、3点のアライメントを使用します。
7. Question
- 次のスキャンの段階に進む前に、いつも[最適化(Optimize)]ボタンを押す必要がありますか?
7.1. Answer
- [完了]の段階で、すべての段階のデータを最適化するので、段階ごとに最適化を行う必要はありません。咬合スキャンを終えた後、[最適化]を押すと、最終結果に近いデータをMedit Scan for Clinicsで先に確認することができます。
8. Question
- 上顎、下顎、咬合を最初にスキャンした後、スキャンボディをスキャンしても咬合は変わらないのですか?
8.1. Answer
- 上顎>下顎>咬合の順でスキャンした後、スキャンボディの段階でスキャンしても咬合アライメントに影響を与えません。スキャンボディの段階で獲得したスキャンデータは、咬合アライメントの対象として使用されません。