1. チップ
チップは、スキャン中に患者の口腔内に挿入・接触する付属品です。チップは、決められ た回数だけ再利用ができ、再利用の前に交差感染などの防止のため、必ず洗浄・消毒・滅 菌作業を行ってください。
- 洗浄剤・消毒剤を使ってチップを洗浄した後、チップのミラーに異物または汚れが ないことを確認します。
- チップのミラーに異物や汚れが確認された場合、同じ方法でもう一度作業を行います。
- 洗浄・消毒作業を完了した後、チップのミラーをペーパータオルでこまめに拭いて 水分を拭き取ります。
- 密封状態のチップを高圧蒸気滅菌器に入れ、次の条件下で滅菌処理を行います。
>> 121℃で30分間加熱、15分間乾燥
- 高圧蒸気滅菌器のフタを開ける前に包装のチップを十分に乾かしす。
- スキャナーのチップは、最大50回まで再滅菌することができ、廃棄ページの説明通 り廃棄しなければなりません。
2. 消毒と滅菌
チップのミラーが汚染した場合は、スキャンデータが正常に取得できなかったり、取得し たスキャンデータの品質が低下したりします。
このような場合、以下の手順に従って、チップのミラーを洗浄することができます。
- 使用後、直ちに石鹸水とブラシでチップを洗浄します。洗浄剤を使用することを お勧めします。洗浄後、チップのミラーは汚れがなく、完全にきれいな状態であ ることを確認します。ミラーが汚れたり、水垢がついた場合は、洗浄プロセスを繰 り返した後、水できれいにすすぎます。ペーパータオルでミラーを慎重に乾かし ます。Wavicide-01を使用して、45〜60分間チップを消毒します。適切な使用は、 Wavidal-01 Solutionの取扱説明書をご参照ください。
- 45〜60分後、チップを消毒薬から取り出して、きれいにすすぎます。
- 滅菌処理された柔らかい布でミラーとチップを拭いて、乾燥させます。
- 注意チップのミラーは非常に繊細な光学構成要素です。
- このミラーの清潔と表面状滅菌処理された柔らかい布でミラーとチップを拭いて、乾燥させます。
⚠︎ 注意
- 先端にあるミラーはデリケートな光学部品であり、最適なスキャン品質を確保するために慎重に取り扱う必要があります。 傷や汚れがあると取得したデータに影響を与える可能性がありますので、傷や汚れに注意してください。
- オートクレーブする前に、必ずスキャナーの先端を布で包んでください (綿 100% の素材のみ)。 露出したスキャナ チップをオートクレーブすると、ミラーに汚れが残ります。 詳細については、オートクレーブの取扱説明書を参照してください。
- 新しいチップは、最初に使用する前に洗浄および滅菌/オートクレーブする必要があります。
- スキャナーチップは 50 回まで再滅菌でき、その後は廃棄する必要があります。
- オートクレーブの数は、現地の承認の問題により、メインの中国と日本のみで 20 回です。
- 歪み、黒ずみ等の損害については、メディットは一切の責任を負いません。
3. チップミラー
チップのミラーが汚染した場合は、スキャンデータが正常に取得できなかったり、取得し たスキャンデータの品質が低下したりします。
このような場合、以下の手順に従って、チップのミラーを洗浄することができます。
- i500本体からチップを取り外します。
- きれいな布や綿棒に洗浄剤・消毒剤をつけて、チップのミラー表面がきれいになる まで洗浄します。エタノールまたはプロパノール(エチルアルコール・プロピルア ルコール)を使用することができます。
- 糸くずの出ない乾いた布でミラーを拭きます。
- チップのミラーにほこりや繊維が残らなくなるまで、上記の手順を繰り返します。
4. i500本体
- 使い終わった後、i500本体の手前(光学窓)と先端(エアベントホール部)を除いたi500 本体の全ての表面を洗浄してください。
- 洗浄・消毒は、必ず電源を切った状態で行い、洗浄後は完全に乾いた状態でご使用ください。
☞ お勧めの洗浄剤・消毒剤:
- 変性アルコール(エチルアルコールまたはエタノール) - 一般的に60〜70%Alc/Vol
- 一般的な洗浄および消毒手順は次のとおりです。
- i500本体の電源ボタンで、電源を切ります。
- パワーハブから全てのケーブルを外します。
- i500本体の手前に、本体カバーを取り付けます。
- 糸くずが生じない柔らかい非研磨性の布に洗浄剤・消毒剤をつけます。
- 洗浄剤・消毒剤をつけた布でi500本体の表面を拭きます。
- 清潔で糸くずの出ない乾いた非研磨性の布で液体成分を抜き取ります。
⚠︎ 注意
- i500本体の電源が印加された状態で機器を洗浄しないでください。
- 洗浄剤・消毒剤を完全に乾かしてからご使用ください。
- お勧めの洗浄剤・消毒剤以外の液体は、製品本体に損傷を与える可能性があります。
- スキャナー本体からスキャナーチップを取り外すときは、すぐに別のチップを取り付けるか、偏光フィルターをほこりや汚れから遠ざけるためにゴム製のキャップを付けてください。 スキャナーを使用しないときは、必ずゴム製のキャップを取り付けてください。 偏光フィルターを清掃するには、綿のスワップを使用するか、非研磨性の布を乾かし、ほこりや汚れを取り除くのに十分な圧力だけを加えます。
5. その他の構成品
- 糸くずが生じない柔らかい非研磨性の布に洗浄剤をつけます。
- 洗浄剤がついた布で構成品の表面を拭きます。
- 清潔で糸くずの出ない乾いた非研磨性の布で液体成分を拭き取ります 。
⚠︎ 注意
- お勧めの洗浄剤・消毒剤以外の液体は、製品本体に損傷を与える可能性があります。
6. 廃棄
⚠︎ 注意
- チップは廃棄する前に滅菌処理をしなければなりません。
- チップを他の病院の廃棄物と同じ方法で廃棄してください。